循環器内科うし先生のほのぼのブログ

北海道の中規模病院で勤務する循環器内科医のうし先生です。

医療者がYoutubeを始めたメリット

こんにちは、うしです。

 

 

 

 

09月06日からYoutubeで医療者用のレクチャー動画や医療ニュースの動画などをupしています。

 

(宣伝用のブログではないのですが、もしよければ見ていただけたら幸いです(笑))

 

www.youtube.com

 

医者に限らず医療者としてYoutubeのメリット・デメリットを書いていきたいと思います。

 

 

【メリット】

 

①知識の整理になる

自分の動画はあまり調べものせず、持っている知識でだいたい作っているのであまり調べてまとめたりとしてはないのですが、やはり忘れていることなどの整理にはなりますね。

 

②病状説明・プレゼンテーションの練習になる

意外と動画撮影って難しいと思いました!自分は元々非常に活舌が悪いうえに、意識すると咬みやすくなります(笑)

また医者以外の人も対象にしているため平易な言葉を用いたり、動画の尺をかなり意識するため病状説明やプレゼンテーションのすごく良い練習になると思っています

パワーポイントの使い方もかなり覚えました。

 

③著作権の扱いの練習になる

著作物とは「思想または感情を創作的に表現したもの」であり、患者さんのデータなどには発生しません(ただしそれ以上に個人情報の扱いには最大限の注意が必要です)

自分は以下の本を読んで勉強しました。これは学会発表等にも生かせるかと思っています。

 

 ④スライドのストックが増える

後輩に指導するときのレクチャーや学生さんが見学にきて時間が余ったときに使用できるスライドがかなり増えました。

まあ、Youtubeを見ておいてと言ったらそれまでですが(笑)

 

 ⑤自分の伝えたい医療を表現できる

後輩や他職種に伝えたいこと(心不全の診療の仕方から普段どう考えて心電図をみているかなど)から、一般の方に伝えたいこと(医療ニュースや、まだ作成中ですが心房細動を放置していいかなど)を表現できる場かと思っています。

まだチャンネル登録者数も再生数も少なく無名ですが、引き続き頑張っていきたいと思っています。

 

 

 

 

 

【デメリット】

 

①時間がない

自分は1つの動画作成にだいたい1-2時間程度(動画を書き込むのに30分以上かかる)かかりますが普段の仕事と、あとブログも合わせると時間は結構ないですね。

 

②身バレが少し心配

自分の動画はかなりお堅めで、何なら後輩のレクチャーや患者さんへの説明にも似たもものを使っているため後ろめたいことは全くないのですが、動画投稿日に裏ではかなり厳しい病状説明をしていることもあるため、やはり一人でも動画を見た方が不快に思われないように、身バレは少し心配ですね。

 

 ③自信がないことはしゃべりにくい

日常会話や後輩指導であれば、多少間違っても流れて行ったり、正しいかその場でディスカッションできますが、動画の場合は自分が一方的に話しているだけで、しかもずっと残るため、間違ったことを言うわけにはいきません。

最初のころは特に、少し無難なことを言いがちでした。

 

④収録や動画編集が難しい

ある意味メリットでもあり、だいぶ覚えました!

ただしとにかくパソコンが苦手なので、最低限のことしかできていません。

例えばバックミュージックをつけようと思ってもいまだにできていないし、マイクの音量も小さいし(かといって音割れもしている)、まだ思うようにはできておらず、本筋でないところでストレスになってしまっていますね。

 

⑤収録するタイミングがない

皆さんはいつ撮っているのですかね。

自分は家族に聞かれるのも恥ずかしいため、一人になる珍しい時間にまとめて撮っています。

 

 

 

 

 

 

 

だいたいこんな感じかと思います。

 

もしYoutubeを興味もっている方がいて参考になったら幸いです。

 

今日のインコはテスラです。

 

f:id:ushi-sensei:20200928193558j:image

 

 

f:id:ushi-sensei:20200928193604j:image