循環器内科うし先生のほのぼのブログ

北海道の中規模病院で勤務する循環器内科医のうし先生です。

医療系学生で役立ったアルバイト

こんにちは、うしです。

 

 

 

 

自分で言うのもあれですが、中学~大学生まで(特に大学生のときは)むちゃくちゃ貧乏でした(笑)

というのも、親が離婚したり、母親が病気だったので、後半は自分の奨学金バイト代だけで親の分のお金まで工面して生活してたからです。

多い月は1か月に40個バイトいれて、月10-15万円くらい稼いでました。もちろん医学部の授業等しながらで、浪人留年などせずきたのでまあまあ頑張ったかなと思います(笑)

 

というわけで、塾講師などが多かったため種類は多くないのですが、やったことのアルバイトが今の仕事にどう生きているか書いてみたいと思います。

医療系はじめ学生の方は参考にしてもらえてたら幸いです。

(読み物として皆さんに読んでもらえたら嬉しいです)

 

 

 

 

 

①傍予備校講師(有名予備校の個別指導)

割と長らくやっていました。形上は予備校授業の個別の質問タイムのようでしたが、事実上は家庭教師と同じで、予備校の集団授業を受けている人はほとんどいなく、場所だけ借りているような感じでした(相手も予備校が斡旋しているので安心)。

時給2000円ほどで仲介付きの講師系では割高でした。しかし確か中間マージンが倍以上で生徒側は1時間5000円ほど払っていたようです。それだけ責任感も感じましたが、どちらかというとなぜ自分が頑張っているのに何もしていない予備校に半分以上もっていかれるんだという不満感が多かったです。

すごく個人的にも仲良くできましたし、中にはあの赤門に受かってくれた人もいました。自分も勉強になりいい経験でした。

 

 

 

②地域個人塾講師(ブラック塾)

一番最初に始めた塾でした。少し遠かったですが医学部生は時給3000-4000円と書いてあったのでつられました(笑)時給というのは普通は最低金額が基本なのに、なぜか最高額ばかりを見ていましたね。

実際には研修期間?という名目で時給1500円程度で、しかも1-2時間の授業しかないためあまりもらえませんでした。

しかも習熟度バラバラの高1,2,3年生3人の合同数学クラスをもったため、非常にやりにくかったです。

管理もひどいもので、生徒のキャンセルの連絡をもらわず授業にいってしまい、しばらく待っても誰もこなかったことがあり、「次回からはきちんと事前に連絡ください」と言ったところ「生意気だ!!!」と殴られたりしました。北海道最初のカルチャーショックです(笑)

すぐに辞めましたが、この塾は後日悪徳塾として警察に逮捕されていました(笑)

 

 

 

③傍家庭教師センター講師(ブラック)

いくつか家庭教師センターに登録しました。だいたいのところは予備校と同じく半分以上中間マージンをとられるのですが、最初は時給1000-1500円くらいでした。2時間やっても2000-3000円です。教えるのは楽しいし大学授業後でも苦でもなかったですが、1日2000円だと生活がきつかったです。

だいたいどこも採用試験があります。申し訳ないのですが、国立大医学部(それもまあまあのところ)に受かったばかりなので、バカにしているのかって問題ばかりでしたが(笑)、1つは採用試験を受けるのに後日また来ないといけないと言われたので受けるのをやめてしまいました。なのに何故か試験に受かったことになっていて、しばらくは200km先のところまで求人の連絡がきていました(笑)テキトーだなーと思ってました。

 

 

 

④個別での家庭教師

地域の新聞に1行500円(4行2000円から)掲載ができたので、よく掲載していました。数回に1回電話がきて、2回に1回採用してもらえる感じで、ご家庭と個別でやりとりしていました。先ほどの中間マージンがないためとてもよいのですが、お互いに安全性には気を付けないといけません。時給も個別に決めていましたが、だいたい2時間5000円くらいでやっていました(普通の家庭教師センターよりは安いです)

たくさん経験してとてもよかったですが、仲介業者がないため、例えば試験に合格したや、学校の先生が急遽教えてくれるようになったなど(一部口実かもしれませんが(笑))、突然首切られることもありました(笑)

あと少し変わった家庭もあり、理不尽に怒られたこともあります。そこは先生を親の都合でコロコロかえていたようですが。

 

 

 

⑤居酒屋(キッチン)

居酒屋のキッチンで2年ほど働いていました。最後は週1程度でしたが、だいたい週3くらいやっていました。時給は800円でした。

ほんと自分ドジでセンスなく、料理もできず(面接のときは「工作が趣味なので料理も作ってみたい」と言ったら受かりました(笑))、キャベツと白菜の違いもわからなければ、包丁の持ち方もわからなかったです。

料理も少し覚えましたが、とにかくキッチンのメンバーとして、今何の仕事をすべきなのか(仕込みなのか料理なのか皿洗いなのか、どの順にやったら効率的なのか)を考えるのにものすごく勉強になりました。

今の仕事でも救急やその他業務でも仕事の優先度をつけたり効率的にやるのにすごく役立っています。

 

 

 

⑥ビジネスホテル(夜勤業務)

ホテルの夜勤をやっていました。主に夜間のチェックイン、会計処理、食事券作成、朝のチェックアウトなどから、電球交換や点検、マスターキーなどの事務・雑用でした。一晩8000円くらいだったかな、休憩時間あるにしてはよかったですが、22時-翌8時で特に終わったあとに学校に行くのがめちゃくちゃつらかったです。体もそうですが、布団に寝ずに学校にいくのが精神的に。

当直みたいだったなあと思いますが、夜に職場にいくのが看護師さんたちの夜勤みたいだと思っています。夜に仕事に向かうのつらいですよね(笑)

 

 

 

 

⑦ライブ設備(片付け、単発)

単発でライブ設備の片付け担当をしましたが、ライブの機材ってトラック何十台分もあり、めちゃくちゃ重たいんです!確か夜18時-翌朝9時くらいで1万円以上もらいましたが、もう二度とやりたくないですね。開始1時間で筋肉痛になって、最後は風呂の桶も跨げなかったです(笑)

逆に1万円の価値が自分の中で急騰しました(笑)

ライブなど好きでしたがこのような人たちのおかげであるんだなあと当時感じました。

ライブスタッフの人がいなくなったあとに最後工事現場の人たちがくるのですが、「おい、バイトおおおおおおおお!!!!!」という感じでとても怖いです(笑)

 

 

 

⑧選挙のヘルプ(投票用紙を渡す、単発)

朝から夜19時くらいまで、衆議院議員選挙の投票用紙を渡すバイトをしたことがあります。確か1万円以上もらいました。たぶん投票用紙を1人1枚ずつ確実に渡すためだと思います。

「こちらが衆議院議員選挙の投票用紙になります。こちらに候補者名をお書き下さい」と12時間言い続けるのは正直きついです。見えないところで座りながら筋トレしたり、足ぶらぶらしてたら管理人に怒られました(笑)

自分の性格上、じっとしている仕事は無理だと察しました(笑)

 

 

 

他にもあったかもしれないですが、①-⑥を組み合わせてやってました。

 

大変なこともありましたが、医者というより社会人として仕事をするにはとても役立ったと思っています。

 

あとお金がとても大切なものだという気持ちも忘れていません(大量の奨学金もありまだ貧乏です)。

 

 

 

 

 

少しでも共感や参考にしてもらえたら幸いです。

 

 

 

今日のインコは巻き物です笑

 

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